インテグレイティブ・ペイシェント・エクスペリエンス(IPX)の探究と構想

2014-10-18

図2

現在、1億総半病人と呼ばれる日本では、先進国の中でも著しい「慢性疾患の時代」を迎えている。

それらに対する「探究」とその状況を打破するための「構想」を、∞ Meta Paradigm Dynamicsでは『インテグレイティブ・ペイシェント・エクスペリエンス(IPX)』の探究と構想』と位置づけ、慢性疾患セルフマネージメントプログラムの一環として「日本人の特性」を鑑みた機能性食品を提供している。

ここのところ生活習慣病の蔓延もさながら、ガン患者の増加が私の周辺でも著しいものとなっている。

特に比較的若い方のガン発症が目につくと同時に、女性の乳がんや子宮がんが甚だ増えているように感じられる。

これまでも何名かの女性の、「ガン予防と改善」について相談に応じてきたのだが、現在の医療現場における日本のガイドラインに基づく医療方針とその効果には、幾分不満を抱く患者は少なくない。

中には、現代のガン治療を拒否する患者が増えている背景には、大変苦しい治療を受けガンを克服したものの、その後の再発や転移が発見された患者の失望感や抗がん剤による副作用への懸念など、治療そのものを経験した者ほど治療を拒否する傾向が強い。

また、家族との関係や経済的な問題も垣間見られ、特に女性の場合にはまだ小さな子供をかかえてのガンとの戦いにおいて悩み深いものや、経済的な理由の多くには、通常の治療では完治の可能性が少ないとの認識から、先進治療を選択するにも自由診療の費用を考えると、大変負担が大きいことから断念せざる得ないのが実情である・・・

そのような「患者の体験・経験」、あるいは「患者の妥協」をブレイクスルーすることに加え、経済的な面から人間関係(特に家族や社会活動)、そして「患者に最適な治療の選択」を探求し、実践方法を構想することが急務である。

以上のような現実の問題を解決する活動領域(探究と実践的構想)を『インテグレイティブ・ペイシェント・エクスペリエンス(IPX)』と名付け、一日も早い解決方法の実現を目指している。

そして、患者体験による有力な「治療改善ツール(下記にて紹介)」を今後も提案して行きたいと考えている。

半病人からの効果的な回復に要求される健康食品となれば、

「予防医学的・栄養学的特性」の根拠に基づき、

身体機能・脳機能・精神機能の「三位一体の維持」、

「恒常性維持機能の保全」に有益な機能とその作用を

全統合的・包括的』に有するものでなければならない

- 小寺たかし氏 からの「進路指示(治癒)書」より -

 

 例えば下記機能・作用を列挙(オーダー)することとなる。

1.脳機能促進(神経組織維持・血行促進・神経伝達促進)

2.抗メタボ(血圧・血糖・血中脂質・肥満低減)

3.骨・関節改善(関節炎・骨粗しょう症改善)

4.消化吸収能力強化・効率化消化(管粘膜表面の糖鎖配列を正常化して腸内細菌叢を磁力で改善・正常化、自発的プロ・プレバイオティクス効果・蠕動運動促進)

5.免疫機能賦活(抗ストレス・腸管免疫機能賦活・白血球機能正常化)

6.抗アレルギー・炎症(炎症促進転写因子NF-κB抑制・抗炎症エイコサノイド合成抑制・炎症メディエータ抑制・腸管免疫賦活)

7.視力改善(局所炎症抑制・血行改善・毛様体・筋付賦活による老近眼・動体視力改善・眼精疲労解消・暗適応改善)

8.抗疲労・強壮(消化吸収脳改善・抗ストレス・代謝促進・血流・血行促進)

9.肝機能改善(解毒機能強化・酸化抑制・胆汁産生抑制)

10.発ガン予防(炎症促進転写因子NF-κB抑制・COX等炎症促進成分合成抑制・腸管免疫機能亢進・免疫賦活・活性酸素産生抑制)

11.細菌・菌・ウイルス感染抑制・抵抗力増大(糖鎖配列改善・体力増強など)

12.スキーンケア(プロテオグリカン・コンドロイチン産生促進による真皮形成・修復と糖鎖配列改善による表皮改善強化)

13.抗酸化(抗炎症による活性酸素産生抑制と活性酸素消去)

 筆者が最も尊敬する、統合的代替医学の世界で「最高の水先案内人(ナビゲーター)」である小寺たかし氏が、半世紀にわたる魂の集大成として結実させた『進路指示(治癒)の書』の一節である。

 

是非とも多くの読者の方々に、

(医師、患者、そして全ての人々)

目を向け、耳を傾けて頂きたい !!

 

 患者の観点からすれば、医師・病院を訪ねる真の目的は、健康な状態に回復することである・・・

 訴えの85%~90%が、その患者に採用された治療法によって治癒されたと事実上述べられていると言うことは、残りの10%~15%の訴えは僅かか、あるいは全く治癒されていないことを、医師・患者ともに証明しており、このことは慰めにはならない。

事実、患者の溜息は、幸運の叫び声の中に埋没し、臨床的実験室、外科的病棟、診察室、研究会議に達することはない。

しかし、これらの中に『少数者の真の関心』がある・・・

 かねてより氏は、それら少数の者の微かな声に全身全霊を傾け、それを「いのちの声」と称し、漆黒の闇に埋もれたまま消えゆく命の火を救い上げることに専念してきた。

現代医学の、あるいは医療用薬品の「価値と限界」、「光と影」、「真実と盲点」を身をもって知り尽くしている彼にとって、その「いのちの声」に応えて行くことが命題であり、現行医療に対する安易で軽薄な出口の見えない誹謗中傷は一切慎んできた。

その態度は、現在も変わらない。

只々いのちの養い方を変え、命の在り方を変えて行くこと、

つまり『変養』から『変容』への実践的で現実的なアプローチを、一人でも多くの人々に施すことに全エネルギーを注いでいる。

ある機会が、この氏 からの「進路指示(治癒)書」にそれらの人々を導くような事があれば、この書は医師に患者の苦境を理解させることを可能にし、またそれによって、患者もまたその苦境を理解することを可能とするであろう ・・・

 


 

*「上記の記述は、現在無料で配布している、【現代版】医学典範(Kannon)の原典より抜粋したものです」

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