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Ⅴ.一なる世界『インテグラル(統合的)/ヴィジョンロジック』
- 2014/10/19
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- ヴィジョンロジック, スピリチュアルな混乱
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今日まで、抑制され、抑圧され、禁じられてさえきた「人間の諸次元(身体、本能、性、ハート)」の中には、疎外されていた『TOU(徳)・・・この意味については今後述べる』に位置する、「女性と女性的価値と役割」、「官能的な欲求」、「親密な関係」、「性の多様性」などの次元を、真に統合的なスピリチュアルな生への中心的な性質として復帰させる必要がある。
そこでは、これらの世界が健全な働きを回復できるよう、男性的原理に位置する「精神(メンタル)」のみによって制御されるべきといった思い込みや、「マインド」重視の発達の原理や力動に従うことを一旦は手放し、人間の原初的次元がそれら自身の発達の原則や力動に基づいて癒され、成熟することができるような空間を作り出すことから始まる。
私たちの身体、本能、性、ハート(感情)が自律的に成熟することを許したとき、それらははじめてマインドと同じテーブルにつき、真に統合的な発達とスピリチュアルな生を共創造(co-create)へと向かわせる。
そして、身体的世界や生命世界が、スピリチュアルな生に招き入れられ、私たちのアイデンティティが「超越的意識」だけでなく、「内在的なスピリチュアル・エネルギー(性なる精)」にまで広がったとき、全き人間とこの世界は「ヒエロファニー(聖なるものの現われ=聖なる精)」となり、人間と宇宙のスピリチュアルな変容と進化が起きる最先端の時間と場所が、ほかならぬこの具体的な物理的現実(今、ここ)にあることに気づく(帰結する)のである。
スピリチュアル・ヴィジョンは、地球は人類の姿をその内なる光により「身体化された天国(一なる世界)」へと進化・変容(共創造)し、そこは宇宙の中にあって、身体化された愛をあらゆる具象(真なる信)で満たされた、独特の時空と化すだろう・・・。
その理想郷(一なる世界)へのプロセスは、ほかならぬ「老子書:TAO(タオの秘伝)/ESSENTIAL∞TAO」、及びいくつかの革新的なプラクティス(修行・実践)とルネサンス(文化的革命)をとおして、「原初的で内在的な生命エネルギー」の創造的な力(ダイナミクス)にふれ、徐々にそれを「超越的意識エネルギー」と結び合わせるための『ラディカル・プラクティス(本質的で根本的な実践)』によって懐胎する。
こうした両者の結びつきは、その個人の中で「エネルギーの軸」を生み出し、それは外部からの方向づけといった受動的な導きではなく、内部から方向づける能動的な「生命のダイナミズム」によって、ホリスティックに調和的にとりまとめるものである。
そして、個人の統合的な健康と身体を取り戻し、日常生活から社会活動の場において、独自の可能性と創造性をあますことなく表現しながら、万物との一体化のなかで変容と進化をうながすものである。
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