まずは、『インテグレイティブ・ペイシェント・エクスペリエンス(IPX)の探究と実現』に向けた構想に着手するにあたり、今一度『現代の学術界が目指している理念』について確認しておく必要がある。 科学の本質である「科学的原理の発見」と、科学に対する社会的要請であ…
は じ め に 現在、『先進的な医療とその技術』が目覚ましく発展し、生物学と医学の向上は「病気治療と創薬(製薬技術)」に大きく貢献し、人間の命に長寿をもたらしている。しかし一方では、寿命年齢とは逆に「健康年齢」は著しく悪化しており、半病人状態の人々で病院は…
ウェブが普及しはじめた2000年前後には、ウェブユーザビリティに関する関心が高まり、それを裏付ける現象として、下記のように多数の書籍が刊行されたことが指摘できます。 すなわち、Spool et al.(1999)やNielsen(2000)21)、Pear…
Shackelの考え方から ユーザビリティという概念をアカデミックな立場から最初に扱ったのは1984年のShackelでした。 1991年に刊行された著書で、Shackel and Richardsonは、機器やシステムに必要とされることが機…
「ユーザエクスペリエンス(UX)」という概念は今世紀、特に2000年代の後半から現在に至って、これまで「ユーザビリティ(usability)」に関する活動を行ってきた人々だけでなく、マーケティング関係者や営業関係者など、企業活動を例にとればより広範な関係者…
アークル・メディア[Media of AQAL]は、包括的かつ統合的な実践(インテグラル・アプローチ or インテグラル・プラクティス)を表現するメディアを通じ、個人(美)・文化(善)・社会(真)及び自然のダイナミックな活動への『参与的かつ共…
前回はAQALにおける「ALL Levels(全レベル)」の説明において、あらゆる成長は「超えて含む(transcend & include)」というプロセスを踏んでいること、新しいレベルの誕生とは「創発(emergence)」であり、全く新しい構…